着たい服が変わるとき、それは人生が変わるとき
- 5月28日
- 読了時間: 2分
更新日:8月19日
服を買いに出かけたり、ファッション関係のウェブメディアやECサイトを見たりしているとき、思い返せば40歳になるくらいの頃から、会社には着ていけないであろうカジュアルな服や派手なアイテムに目が行くようになった。

自由やリラックス、肩肘張らない人生を潜在的に望んでいた表れだと思う。つまりは、もう今のような働き方や会社員人生は望んでいないのだと、そう気づき始めた頃と一致する。今から思えば、生き方や働き方を見直したくなった時期だった。
先日、休日出勤の憂さ晴らしに、久しぶりにショッピングに行った。意外にも目につくのは今まであまり自分が着てこなかった、明るい春らしい色や女性的な服たち。タイトスカートよりフレアスカート、黒より白……試着してみると思っていた以上に着こなせていて、新鮮な気持ちになる。

今の私はこういう気分に向かっているのか、と意外だった。ちょっとだけ職が変わり、これまでよりも少しだけ柔らかく華やかな服装を纏いたい、そんな気持ちの表れのようだ。
服は意識しても意識しなくても自分の気分が如実に反映される。着こなしを成功させるためには内面と外見のバランスが重要、服には生きる価値観が出る、と光野桃さんの著書にあった。本当にそのとおりだと思った。

自分に合うものを身につけ、価値観にあった選択ができることは、心身が健やかである証だ。似合うというのは、自分の行動と想いを一致させ、矛盾を減らすことなのではないだろうか。これはファッションだけでなく、人生全般、健康や食生活に対しても同じことが言える。だから一人ひとり違っていいのだと思う。
なりたい自分、生きたい人生が変わる。自分の気持ちが変わる。それは決して悪いことではない。成長した証だと歓迎し、受け入れよう。自分も人生もアップデートしていく、それが楽しいのだから。そしてファッションはそんな気持ちを自己表現できる最強のツールだ。思う存分楽しんだらいい。




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